お昼休み,ニュースを読んでいて,ホームレス集団暴行事件関連の話を読み,
昔母に「ホームレスの人たちはどうしてホームレスになったの?」と尋ねたことを思い出した.
その時,母が答えたことは
「社会が嫌になったからだよ」
だったのを覚えている.
仕事失っても親戚とかいるだろうし(ばぁちゃんの弟がばぁちゃんちに一緒に住んでたということもあって),どうしてホームレスが存在するのかわからず,よっぽどひどい状況なんだろうと思っていたが,ホームレスにならざるを得なかったのではなく,望んでホームレスになるのかと思った.
今考えても,実に的を得た答えであると思う.
収入がなくても生活保護を受けるなど方法はあるわけで.
記憶が正しければ,生活に困るほど収入が少ない場合,もらえる給付金には2種類ある.
しかもちょめちょめすれば同時に受給可能で,暴力団やらヤクザは年金を貰えない高年齢者(ホームレス)を集め,住居を与えその給付金を受け取るという方法で資金を得るというのがなかなかホットな資金調達方法らしい.
こうして搾取されるわけだが,身寄りのないお年寄りにとって寧ろ都合がよかったりするようで,社会の裏には裏の社会が広がっている.
「社会が嫌になったから」
ホームレスは社会にはじかれた人という言い方をする人もいるが,それは受動的ではなく能動的でもあることもあるということだ.
homeには人のいる家のニュアンス,houseには人のいない家のニュアンスがある.
homeは安心,houseは安全.
もちろん社会が保障するのは安全の意味での住居であり,ホームレスというのは,
浮浪者をさげすむ言い方のような気もする.
つまり家はあっても家庭がないこともあるわけで,浮浪者には家庭,身寄りがないと決めつけている.
社会というのは拘束されることで,自由を得ている.
その社会からの拘束からさえ自由になったのがホームレス.
freedomとlibertyの違いなのかもしれない.
案外,ヒトはある程度拘束されている方が自由であると感じるのかもしれない.
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